2016年08月02日

平成28年度防災シンポジウムが開催されました!

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 8月1日、平成28年度防災シンポジウム「熊本地震から学ぶ 市民×自主防災組織×消防団〜もっと助け合える地域へ〜」がアプラたかいしの大ホールで開催されました。
基調講演1では、「熊本地震直後の被災地」をテーマに緊急消防援助隊として被災地を訪れた小枝友藏氏から自身の体験を交えて、災害に対する備えの大切さが語られました。講演の中では、地震発生当時の映像や被害状況の写真などで被害の大きさを改めて確認することができました。しかし、小枝氏は「大きく被害のあった家の近くに比較的新しい家があったが被害はあまり見受けられなかったので家屋の耐震化も大切だと感じた。耐震化ができていると避難する時間の確保にもつながるのでとても重要。」と述べられ、家屋の耐震についての重要性をご説明いただきました。
 基調講演2は「熊本地震被災地における避難所の状況」について、公衆衛生支援チームとしての被災地での経験を基に宮園将哉氏が講演されました。宮園氏は要支援者リストの作成・相談コーナーの設置・常時、薬を服用している方への対応・食中毒予防・エコノミークラス症候群予防・熱中症対策・心のケア等のに従事されたことにより「避難者の方が大きなストレスを抱えていること」と「食事などの栄養管理」課題と感じられたとのこと。避難所運営には、このような様々な課題あり、行政のみでの運営は困難なため避難者の協力が求められます。また、要配慮者の方が活用できる避難所も必要と述べられ、行政と避難者が協力して避難所生活の環境をいかに整えることができるかが大切だとご講演されました。

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 最後に、本市防災アドバイザーの幸田雅治先生と牧紀男先生を招いてのパネルディスカッションが行われ、熊本地震を受けての意見が交わされました。教訓としては1400回以上の地震が続く中、車中泊などの屋外避難者に対して、防災公園などのオープンスペースを多く確保するべきだったことがあげられました。本市では、高砂公園を住宅地に隣接した場所に蓮池公園として移設するなど避難場所確保の対策も検討していると阪口市長から説明がありました。また、本市の全自治会には自主防災組織が設置されており、地域の方どうしが共助の関係で相互に助け合えるように、日頃から顔の見える関係づくりを強化して災害へ備えないといけない。消防団もまた、発災後に備えて日頃からさまざまな活動に向けた訓練を行っているとのこと。発災後の迅速な対応のためにも地域の皆さんの協力と備えが鍵を握っている。もしも今後、平常時を含め災害時の運営を担ってくださる自治会があればモデルケースとして公民館やコミュニティセンターなどの管理を移管する等の検討も行いたいと阪口市長から説明がありました。

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 また、会場の外(アプラたかいし ホワイエ)では、熊本物産展や義援金募金の受付などが行われており、訪れた方からは被災地への支援につながるようにと積極的にご協力くださいました。皆さんからお預かりいたしました募金につきましては、被害が大きかった益城町へ直接届けられる予定となっています。ご協力ありがとうございました。

posted by TAKAISHI at 13:09| 講演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月31日

防災シンポジウム

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 30日、アプラホールで防災シンポジウムが開催されました。会場には去年を上回る約500人の方が来場され、年々市民の方の防災意識が向上されていることがわかります。
 第1部では東日本大震災で被災され、避難所生活を経験された福島県いわき市出身の遠藤雅彦氏による基調講演が行われました。
 遠藤氏は地震発生後、とった行動は真っ先に、津波から避難するために高い所に移動したそうです。後日、周りは自分の家が倒壊していないか確認したり、海の様子を見に行ったりして、避難が遅れ、津波にのみ込まれた人がたくさんいたことがわかりました。
 避難所の学校では、200人を超える被災者が集まっていて、多くの方が不安や恐怖を抱えていました。このとき、遠藤氏は「みんなで助け合わないと生きていけない」と感じ、率先して避難所運営にあたりました。また被災者同士が助け合っていた避難所では、生活のルールが決まり、安心することが少しずつ増えていき、暴力などの犯罪はなかったそうです。
 そして避難所生活で学んだことは「避難所運営は誰かに任せるものでなく、避難所に集まった人たちが出来ることをしながら、お互いを守っていくことが大切」と語っていただきました。

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 第2部のパネルディスカッションでは「避難所生活〜世代を超えて支えあうために〜」をテーマに、コーディネーターの神戸大学名誉教授の室ア益輝氏、パネリストとして遠藤氏と、副市長、本市自主防災組織連絡協議会の山路駒子氏、高石中学校校長の木勢圭一氏、PTAの天野真理氏、市内中学校の生徒たちによる意見交換が行われました。中学生が各校区の特徴や地震発生後、避難所になる学校の役割や対応をどのようにすればいいかなどを発表しました。また「避難訓練で保護者の参加が少なく、どうすればいいか」と質問があると、それに対して山路氏から「参加するのが恥ずかしいと思う人が多いと思いますが、避難所に行かなくてもまずは家から一歩出て、行動を起こすことが大切で、次の訓練につながる」と答えていただきました。
 最後に遠藤氏が「高石市ではこのように世代を超えて何ができるかを考える場所があることはすばらしい。」とおっしゃられました。
 11月5日には5回目となる津波避難訓練を予定しています。11月5日の避難訓練は、従来通り、“津波から逃げる”を実践し、かつ鴨公園に集合の後、カモンたかいし(浸水想定区域外では学校等)で震災後に始まる避難所生活の体験訓練を実施します。いざという時のために、ぜひご参加ください。

posted by TAKAISHI at 16:21| 講演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月27日

健幸ポイントシンポジウム

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 23日、アプラホールで健幸ポイントシンポジウムが開催され「全国民が健幸アスリートに」をテーマに、基調講演とパネルディスカッションが行われました。
 まず筑波大学大学院教授の久野先生による講演。健康でなくなる要因として高血圧やたばこ、高脂血症、運動不足、肥満を挙げられ、これらは歩くことによってかなり解消されるとのこと。日本はあまり歩かない人が多いですが、ドイツのフライブルグでは約40年前に中心市街地は歩行者が中心であるという考えから車を入れないようにしたところ、商店街では売り上げが増加し、街の環境の変化で健康にも経済にも効果がある例を紹介されました。また元プロ陸上選手の為末大さんに現役時代の話や健康について語っていただきました。「体が丈夫なだけでは健康とは言えず、話す機会や外に出る機会を作って楽しみながら生活や運動をすることが重要」とレクチャーされました。

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 パネルディスカッションでは、会場から「スポーツをはじめるには?」との質問に、「友達と一緒に趣味としてスポーツをはじめる」などの意見が挙げられました。また、為末さんが「これからは誰かが健康にしてくれるのではなく、自分で健康になるように努力することが大切。」と言った一言に会場の皆さんは大きくうなずき共感されていた様子でした。
posted by TAKAISHI at 10:09| 講演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする