2015年07月31日

防災シンポジウム

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 30日、アプラホールで防災シンポジウムが開催されました。会場には去年を上回る約500人の方が来場され、年々市民の方の防災意識が向上されていることがわかります。
 第1部では東日本大震災で被災され、避難所生活を経験された福島県いわき市出身の遠藤雅彦氏による基調講演が行われました。
 遠藤氏は地震発生後、とった行動は真っ先に、津波から避難するために高い所に移動したそうです。後日、周りは自分の家が倒壊していないか確認したり、海の様子を見に行ったりして、避難が遅れ、津波にのみ込まれた人がたくさんいたことがわかりました。
 避難所の学校では、200人を超える被災者が集まっていて、多くの方が不安や恐怖を抱えていました。このとき、遠藤氏は「みんなで助け合わないと生きていけない」と感じ、率先して避難所運営にあたりました。また被災者同士が助け合っていた避難所では、生活のルールが決まり、安心することが少しずつ増えていき、暴力などの犯罪はなかったそうです。
 そして避難所生活で学んだことは「避難所運営は誰かに任せるものでなく、避難所に集まった人たちが出来ることをしながら、お互いを守っていくことが大切」と語っていただきました。

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 第2部のパネルディスカッションでは「避難所生活〜世代を超えて支えあうために〜」をテーマに、コーディネーターの神戸大学名誉教授の室ア益輝氏、パネリストとして遠藤氏と、副市長、本市自主防災組織連絡協議会の山路駒子氏、高石中学校校長の木勢圭一氏、PTAの天野真理氏、市内中学校の生徒たちによる意見交換が行われました。中学生が各校区の特徴や地震発生後、避難所になる学校の役割や対応をどのようにすればいいかなどを発表しました。また「避難訓練で保護者の参加が少なく、どうすればいいか」と質問があると、それに対して山路氏から「参加するのが恥ずかしいと思う人が多いと思いますが、避難所に行かなくてもまずは家から一歩出て、行動を起こすことが大切で、次の訓練につながる」と答えていただきました。
 最後に遠藤氏が「高石市ではこのように世代を超えて何ができるかを考える場所があることはすばらしい。」とおっしゃられました。
 11月5日には5回目となる津波避難訓練を予定しています。11月5日の避難訓練は、従来通り、“津波から逃げる”を実践し、かつ鴨公園に集合の後、カモンたかいし(浸水想定区域外では学校等)で震災後に始まる避難所生活の体験訓練を実施します。いざという時のために、ぜひご参加ください。

posted by TAKAISHI at 16:21| 講演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする